以前の記事「人々のための塔」で、ニコラ・テスラが
世界中にフリーエネルギー送電をしようとした
ウォーデンクリフの研究所の修復が始まったことを
書きましたが、いよいよこの建物が
博物館として生まれ変わる工事が始まると
アメリカ大手メディアCBSニュースが取り上げました。
「待ちに待たれていた、ニューヨーク ロングアイランドの
テスラ サイエンスセンターが、まもなく着工されます。
これは、先見的な発明家、ニコラ・テスラの遺産と研究所の保存を、目的としています。」
2017年1月18日
CBSニューヨーク2のキャロリン・グソフがリポートしたように、
このセンターには、世界中を近代化させた天才発明者の名前が付けられています。
「電球を発明した人は誰だか知ってますか?」 「エジソン」
歴史によって、トーマス・エジソンのライバル、ニコラ・テスラは闇に葬り去られてきました。
「ニコラ・テスラ? 聞いたことないな。」
「彼はたくさんの発明をしたらしいですが、私はよく知りません。」
「車? エンジン?」
電気自動車のテスラ・モーターズは有名ですが、ほとんどの人は「ニコラ・テスラ」に暗いのです。
ジェーン・アルコーンは、そこに光をあてようとしています。
彼女は、1901年にニコラ・テスラの研究所で、先見的な発明者が世界を変えようとした場所だった、ウォーデンクリフを、国際的な努力で救おうとしている人です。
「あなたが灯りを点けられるのは、ニコラ・テスラが電気を送るシステムを開発したからです。」
と、ウォーデンクリフのテスラ・サイエンスセンターの社長アルコーンは、言います。
エグゼクティブディレクターのマーク・アレッシは、「スピードメーター、タコメーター、初期X線、ネオン・・・」と、テスラの業績を挙げます。
「ロボット、リモートコントロール、電子レンジ・・・」
「Tower To The People」ドキュメンタリーのディレクターであるジョゼフ・シクロスキが加えます。
テスラの発明した交流電力が、世界中に電気を送電しているのです。
彼はまた、電気を無線で送ることができると、18階建てのトランスミッションタワーを建設しましたが、資金が底を尽きました。
フリーエネルギーに経済的メリットがないため、塔は解体され、テスラは一文無しで亡くなりました。
しかし、そこには足跡が残っており、朽ち果てたその場所も、まもなく再び建て直るでしょう。
「ここはロングアイランドよりも、はるかに大きい価値がある。
この場所を世界のために保存するのは、私たちの責任です」とアレッシは述べています。
テスラ・サイエンスセンターは、クラウドファンディングで、約100万ドルを調達して土地を買った後、
建設を、数週間後に控えています。 先月、そこは歴史的な場所だと、宣言されました。
現在は、世界的な科学研究センターを建設するために、何百万人もの人が立ち上がっています。
「ニコラテスラ博物館で、ラーニングセンターで、起業家の場所でもあります。」とアルコンは言います。
「私たちに、人生における、革新の重要性を、真にインスパイアするために、」とアレッシは言います。
映画監督のジョセフ・シコルスキーは、この場所が、依然として重要であると、言います。
「彼は全世界に、無線で、無料の電力を、送りたがっていました。
タワーはもはやそれを行うことはできないので、世界を結束させる象徴として立つだけでなく、
世界がどこで間違っていったかの象徴としても、立つのです。」
アルコーン氏は「彼が人類のために貢献したもの、私たちはこれを手助けすることはできませんが、維持はできるのです。」と言いました。
ウェルカムセンターは年末までにオープンし、博物館は、3年以内にオープンします。
目的は、過去を守るだけでなく、テスラのように、未来を見ることです。
テスラ・モーターズのイーロン・マスクも、博物館に100万ドルの寄付をしました。
既に送電線のための銅を買い占めた資本家によって、資金提供を打ち切られ、爆破によって解体され
彼の夢はついえました。
その後、ウォーデンクリフの研究所は、廃墟と化し、酷い状態に朽ち果てていましたが
2013年から100人以上のボランティアが、建物の外の敷地を清掃し、セルビア共和国政府から寄贈されたニコラ・テスラの像のモニュメントが建てられました。
ここのところ、日本の報道を見ても、ずいぶん変わってきたと感じますが
このニコラ・テスラに関する件を、アメリカCBSが報道し、
アメリカの新札にも、ニコラ・テスラが登場するようです。
「未来に、真実を語らせよう。
それぞれの仕事や業績によって評価される未来
現代は、彼らのものだ。
未来は、(将来のために本当によく仕事した)私のものだ。」
と、テスラ氏が言ったように
いよいよ彼の時代が、近づいてきているのかもしれません。
テスラ博物館が完成したら、彼が明るい未来を描いていたその場所を 訪れてみたいものです。
「私の発明は、地球上で最も危険なものとなるだろう。私は代替案を、発見しなくては。」と
ニコラ・テスラが残していってくれた、危険性を解消できる技術、テスラ製品を使い、
彼の志を汲んで、健康を維持しましょう