ミヌーシュ、「セシル・ジャンヌ」の
「平和の鳩」のブローチの、エピソードをご紹介します。
この鳩は、パリのオートクチュール・ジュエリー・デザイナーだったジャンヌが、フランス・ニースにあるマチス美術館とのコラボで、デザインしたものです。
「愛と平和」だけでなく
女性の「エネルギー・情熱・夢」を、表現しています
上は、マチス1947年の作品
この愛らしく、躍動感ある鳩は
フランス人のみならず、大変人気となり
「セシル・ジャンヌ」のロゴとなりました。
1995年、イスラエルのラビン首相が暗殺され、未亡人はその葬儀で、この鳩のブローチを、着けました。
その後彼女は、女性平和活動家の連帯のために、アメリカのオルブライト国務長官(当時)や、ヒラリー・クリントン氏、そして、敵国であるパレスチナのアラファト夫人に
この鳩のブローチを、贈りました。
その鳩の裏には、こう刻まれていました。
「一羽の鳩が、平和を創り出すことは、難しいかもしれない。
だから鳩は、もっと多くの人に、共有してもらわなければならない。」
贈られた、ヒラリー・クリントン氏や、オルブライト氏は、公務の場で、このブローチを着けています
現在、オルブライト氏が、国務長官時代に着けたブローチのコレクション
「Read My Pins」(ブローチからメッセージを読み取って)」で、
この鳩のブローチが、アメリカ各地の美術館にて、巡回展示されています。
Museum of Arts and Design Sep 30, 2009 - Jan 31, 2010
Clinton Presidential Center Feb 15, 2010 – Jun 1, 2010
Smithsonian Visitors Center Jun 21, 2010 - Oct 17, 2010
Indianapolis Museum of Art Nov 7, 2010- Jan 30, 2011
Miami, Venue Pending Feb 13, 2011- May 1, 2011
Venue Pending May 22, 2011- Aug 14, 2011
Atlanta, Venue Pending Sept 4, 2011 - Nov 27, 2011
San Francisco Museum of Craft + Design Dec 15, 2011- Apr 1, 2012
動画の、0:17および、5:13を、ごらんください。
マチスが戦後、平和を讃えて描いた鳩を、モチーフにしたブローチ
ラビン元首相夫人が、平和への願いを込めて、贈ってから15年・・・
世界は平和になったでしょうか・・・?
唯一の被爆国である、日本人こそ、
「平和の鳩」を着ける資格があるのではないかと、思います。
そこで、セシル・ジャンヌで、このブローチを、日本女性のために、復刻してもらいました。
いろいろありましたが、「これでようやく鳩たちは、日本の空を飛べるのね。」と、セシル・ジャンヌの人たちに送り出され、無事、日本に上陸することが、できました
おかげさまで、手にしたお客様たちから「わ~、カワイイ」とか、「ステキ」とか、言っていただけ
奥様や、彼女にプレゼントした男性からは、「とっても気に入ったみたい」と、ご報告いただいています。
皆さん、T-シャツやカーディガン、G-ジャンなどに、気軽に着けていらっしゃるようです。
日本の空いっぱいに、「平和の鳩」が飛んだらいいなぁ